この事例の依頼主
60代 女性
相談前の状況
夫の長年のモラハラに耐えかねて子育てが終わってから実家に戻った奥様からの相談です。別居前に生活費を送金してくれるように本人同士で話し合ったけれども支払ってくれなかったので、婚姻費用の請求と、離婚の請求の２つについて依頼をいただき、調停を申し立てしました。
解決への流れ
ご相談者は別居前に夫の財産について、いろいろと資料を準備していましたので、夫の開示する財産では足りない事を指摘し、任意に提出を受けた資料では不足していたため、裁判所の調査嘱託（金融機関に対する問い合わせ）を申し立て、すでに判明していた財産に加え、夫の隠していた財産をさらに５００万円発見しました。
婚姻費用について、別居前の話し合いの証拠があったため、別居時に遡って未払婚姻費用を受け取ることができました。また、離婚について、ご本人から、せめてこのくらいと考えていたよりも大幅にアップした金額の財産分与を受け、もちろん年金分割もでき、大変満足していただけました。