犯罪・刑事事件の解決事例
#人身事故 . #慰謝料・損害賠償 . #過失割合 . #後遺障害等級認定

弁護士の交渉で過失割合の修正や慰謝料の増額に成功し、355万円を獲得

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森 拓也 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人プロテクトスタンス大阪事務所
所在地大阪府 大阪市北区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

ご依頼者さまが自転車で車道を走行していると、突然、前方を走っていた自動車が反対車線側の駐車場へ入ろうとしました。ご依頼者さまは自動車との衝突を避けるために急ブレーキをかけたことで転倒してしまい、左手の骨折などの被害を受けました。少しでも高額な損害賠償を支払ってもらうため、加害者側との示談交渉などを依頼したいと考え、弁護士法人プロテクトスタンス大阪事務所にご相談されました。

解決への流れ

ご依頼者さまは、左手の舟状骨(しゅうじょうこつ)と呼ばれる骨を折り、治療を続けたものの、骨折した部分に痛みが残りました。後遺障害の等級認定を申請し、本件を担当した弁護士が手続きをサポートした結果、14級の認定を受けることができました。その後の示談交渉では、加害者側の保険会社から損害賠償金として285万円が提示されました。しかし、依頼者に10%の過失割合が認められたほか、傷害慰謝料(入通院慰謝料)や後遺障害慰謝料の金額が低く計算されているなど、ご依頼者さまが納得できる金額ではありませんでした。弁護士が粘り強く交渉を進めた結果、ご依頼者さまの過失割合を10%から5%へ修正することに成功。慰謝料の増額も認められ、355万円の賠償金が支払われる内容で合意することができました。

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森 拓也 弁護士からのコメント

事故の発生に対して被害者にも何らかの落ち度(過失)がある場合、損害賠償金の金額が、過失の程度に応じて減額する方法で調整されます。過失の程度を数値化したものを「過失割合」、賠償金額を調整することを「過失相殺」と呼びます。過失割合は、示談交渉が始まった段階で、加害者側の保険会社が提示することが一般的です。過失割合の数値によって、賠償金額が大きく異なってくるケースもあるため、提示された内容に納得できなければ、保険会社に数値の修正を求めることになります。しかし、修正を求めるには、過去の類似ケースで認められた過失割合を確認したり、事故状況を示す証拠を揃えたりするなど、専門的な知識が必要です。そのため、交通事故の経験が豊富な弁護士に相談し、適切な過失割合を判断してもらったうえで、保険会社との交渉を依頼することをおすすめします。