この事例の依頼主
女性
相談前の状況
ご相談者様が過去に不貞をしていたことが発覚し、不貞相手の妻から責任を問われることとなってしまいました。ご自身のみで許しをいただくことは難しいと感じ、他の弁護士へ相談したものの良い回答が得られなかったとのことで、改めて当職にご相談いただきました。ご事情をお聞きしたところ、方法次第では許しをいただく方向で示談を行うことも現実的に可能と思われ、またご相談者様自身の真摯な反省も感じられたことから、交渉をお引き受けする運びとなりました。
解決への流れ
当職が早期に交渉窓口となる必要性が高いと思われたことから、ご依頼の当日から相手の方へ電話連絡を行い、連絡がついた段階で相手の方のお気持ちにも配慮しながら少しずつ交渉を進めました。そうしたところ、不貞相手との接触をしないこと等の条件を付し、適正と思われる範囲の慰謝料をお支払いする形で示談が成立しました。
本件では相手の方から許しをいただき、穏便に解決することが最優先と考えられたことから、必要以上に争う姿勢を示すよりも、相手の方のお気持ちを踏まえながら落ち着きどころを探る形で交渉を進め、その結果として示談の成立に至ることができました。私は過ちを犯してしまった方であっても、ご自身がそのことに真摯に向き合い、その上で穏当な解決を希望される場合には、可能な限り解決のお手伝いをしていきたいと考えています。