この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
父が死亡したとの知らせを受けたが同時に借金があるので相続人として父の借金を払うように請求されて困っている。父は他県に住んでいたようで数十年会っていないので借金ことは何も知らない。父に財産があるかも分からない。
解決への流れ
相談者は、父に財産があろうと関係ないので相続したくないとのことだったので相続放棄を選択しました。相続放棄は死亡を知った時から3か月以内に申立てをしないといけないので早々に家庭裁判所に相続放棄を申し立てました。無事に相続放棄が認められたのでその旨を父の債権者に連絡して相談者にもう請求をしないように伝えました。
相続放棄は申立に期限があるのでお早目にご相談ください。死亡時ではなく死亡を知った時から3か月になりますので死亡を知らせる文書の保管も重要です。被相続人の出生から死亡までの全部の戸籍を集めないといけない等なかなか面倒な手続です。また、相続放棄はどこの家庭裁判所でもできるものではなく、被相続人が最後に住んでいた場所の近くの裁判所に申立てをしないといけません。弁護士に依頼する場合、ほとんどの案件が報酬と必要経費を含めて12万円～13万円となっております。