この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
音楽事務所に所属しております。固定給を大幅に減額され退職を考えております。リリースされた多くの楽曲の編曲をしましたが、音楽事務所やレコード会社との契約書が手元にありません。自分の作品の著作権に関する契約内容がわからないまま退職できません。
解決への流れ
弁護士に依頼して交渉をお願いしました。音楽事務所から著作権契約書の写しを取り寄せていただきました。そして、著作権契約書を検討いただき、JASRACから直接分配を受ける権利があることが判明しました。いわゆる印税が直接入金されるように変更手続もバックアップいただきました。自分の著作権に関する権利関係が明確になり、安心して退職することができました。
著作権が絡むと複数の当事者が登場し、法律問題が途端に複雑になります。弁護士に相談して良かったケースであったと存じます。依頼者様のお話をお聞きすると、労働契約ではなくむしろ業務委託に近い所属形態でした。音楽事務所から著作権契約書を取り寄せ、依頼者様の著作権に関する権利関係が明確になりました。直接的に著作権使用料の分配を受けられるよう入金先口座の変更の手続も完了できました。所属事務所との間の契約も無事に解消でき所属を離れることができました。