この事例の依頼主
70代 男性
相談前の状況
夜間、横断歩道のない道路を渡ろうとしていたところ、車が通り、右足を踏まれてしまった事故。弁護士特約を付けた保険をお持ちだったこと、治療中ではありましたがケガの程度がひどく将来に不安を覚えたことからご相談にお越しになりました。
解決への流れ
お客様のお話しを伺い、後遺障害認定の確実な獲得を狙い、治療状況等の確認を続けながら、最適なタイミングでの治療終了時期を弁護士より指示させていただきました。後遺障害認定も医師の協力をこぎつけ、各種書類を収集し、申し立てをおこなったところ後遺障害等級8級が認定された事案です。また、お客様は会社役員として、勤務しておりましたが、事故をきっかけに仕事も辞めることになった為、休業損害の面も含め、当方の粘り強い交渉により、赤い本基準の「95%」の慰謝料を勝ち取っています。
この方の様に、弁護士特約をお持ちであれば、早目の相談をお勧めします。後遺障害等級認定は、書面・画像を基に判断されます。必要な診断書は、医師でなければ記載できませんが、どんな記載をすれば後遺障害等級認定に有用なのかを把握している医師はわずかです。そこで弁護士から医師に記載方法のアドバイスなどを行い、有用な書面を作成いただくことが可能となります。また、会社役員の方の休業損害は、役員報酬のうち、労働の対価とする部分をどこまでとするか?が論点となります。交通事故の経験が豊富な弁護士に依頼されることをお勧めします。