この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
依頼会社(X社)は、Y社の下請として、ホテルの外装工事・内装工事をしましたが、Y社の要求により、工事内容を変更したり、追加で工事をしたりしました。ですが、Y社は、「注文主の要求した品質でなかった」などの理由で、工事代金を払ってくれません。
解決への流れ
別の弁護士が訴えを提起した後、その弁護士が体調をくずしたので、自分が引き継いだ事案です。工事内容を細かく分解し、そこで使われた材料の単価や相場価格を調べ、お客を装ってホテルの中に入って内装を調べるなどして、Y社が主張するような欠陥がないことを主張し、最終的に、変更工事・追加工事代金の約4割を払ってもらうことで、和解しました。
建築工事代金の請求は、債権回収の中でもやや特殊なので、「債権回収」ではなく「不動産・建築」の事例として入れました。建築工事に関する紛争は、建築についてある程度の予備知識が必要であるほか、工事内容を細かく分解して、それぞれの分解された工事内容毎に、お互いの主張や証拠を付き合わせるので、手間ひまがかかる紛争です。本件では、X社の方で、それぞれの工事内容について、工事単価などのデータをしっかり管理していたことが幸いしました。